製図課題の講評[2000年]
「世代間の交流ができるコミュニティセンター」、

[2000,10作成]







ここでは交流の核である[陽だまりラウンジ]の要求床面積が80[u](7×6で2グリット)であったことが、適切であったかどうかについて講評します。

 

コンセプトが[世代間の交流]である以上、つながりの条件、交流の仕掛けが必要不可欠となってくるが、はたしてこの面積が、[陽だまりラウンジ]の役割として、主役として、

そこまで耐えうる広さ大きさであったのかどうか?

 

さらに、アプローチだけに限定していくと、各部門につながりを担うことができるのかどうか?

 

例えば、住宅に置き換えて考えると、玄関からすぐ2Fにアプローチできるタイプもあるでしょう。

 

しかし、家族の交流をメインに考えると、やはり、リビングからDKや2F、そして庭に通じることがベターであろう。規模的にも、それぞれ所要室面積に適正規模があることも、ご存知のとおりである。

 

[交流]とは、動線を交差させ、あるいは、人の溜まり場となる装置が必要となってくる。

 

本年度試験の設計条件に要求されている、[1F床にレベル差を設けろ]ということであり、必然的に、ガーデンにつながる[陽だまりラウンジ]の手前で段差処理を行うことになる。

 

さらに、ガーデンのレベルを下げるとすれば、[陽だまりラウンジ]が2グリットの規模となると、用途的には、人の溜まり場というよりも、ガーデンにアプローチするための、踊場的存在となる。

 

[陽だまりラウンジ]が、ガーデン200[u]と一体的にという要求がある以上、長辺間口を2スパンは取りたいところであり、そう考えると、計画的にも、規模的にも、2,500[u]程度の延床面積であるならば、結論として、4グリットはほしいところである。

 

この適正規模のミスにより、多くの受験者が、本年度試験の設計条件に要求されている、[交流の核を各部門を適切に結び付けろ]にかなり混乱したのではないか?

 

既存のコミセンの一般的なラウンジであれば、この規模で十分であると思います。

 

しかし、今年度課題の「世代間の交流ができるコミセン」の交流の核である

内部空間の外部空間の「コミュニティガーデン200[u]以上と

一体的に利用する指定があり、実用面において、悪天候の場合、

やはり、内部空間の「陽だまりラウンジ」にかなりウエイトがかかると思われます。

 

このような観点においても、ガーデン200[u]と同規模程度がベターと思います。

悪天候で「世代間の交流ができない」とならないためにも。

すべての要求を満たして、その上で、どうしても「陽だまりラウンジ」が80[u]しかとれないという場合であれば、しかたないかもありません。計画の見直しが必要です。

しかし、今年度課題は、かなり余裕があります。

 

各資格学校の練習課題においても、おおむね、交流ラウンジ、交流プラザなどは、

4〜6グリットが中心でした。

室平面形状においても、1:2の長方形より正方形に近い形状の方が望ましいと考えます。

 

既存の一般的なコミセンは検討しましたが、

私の検索能力のなさにより、「世代間の交流ができるコミセン」の実例を検討していないので、もし実在しているのかどうか、ご存知であれば、教えてください。

 

その他、[22時まで利用できる生涯学習部門]を利用する母親らのための子供部門がなぜ19時に閉鎖されるのか、今年度課題の疑問は多岐にわたります。

 

■ラウンジが80uで十分かどうか

既存のコミセンの一般的なラウンジであれば、この規模で十分であると思います。
しかし、今年度課題の「世代間の交流ができるコミセン」の交流の核である内部空間の外部空間の「コミュニティガーデン200[u]以上と一体的に利用する指定があり、実用面において、悪天候の場合、やはり、内部空間の「陽だまりラウンジ」にかなりウエイトがかかると思われます。

このような観点においても、ガーデン200[u]と同規模程度がベターと思います。
悪天候で「世代間の交流ができない」とならないためにも。
すべての要求を満たして、その上で、どうしても「陽だまりラウンジ」が80[u]しかとれないという場合であれば、しかたないかもありません。計画の見直しが必要です。
しかし、今年度課題は、かなり余裕があります。
S学院の練習課題においても、おおむね、交流ラウンジ、交流プラザなどは、4〜6グリットが中心でした。
室平面形状においても、1:2の長方形より正方形に近い形状の方が望ましいと考えます。

既存の一般的なコミセンは検討しましたが、私の検索能力のなさにより、「世代間の交流ができるコミセン」の実例を検討していないので、もし実在しているのかどうか、ご存知であれば、教えてください。

 

■問題を見た事がない方に対して

一度今年度課題を入手する機会があれば、トライしてみてください。
「陽だまりラウンジ」80[u]ということで、交流部門と、各部門を適切に結び付けろという要求に戸惑った受験生の気持ちがわかっていただけるかもしれません。

その他、[22時まで利用できる生涯学習部門]を利用する母親らのための子供部門がなぜ19時に閉鎖されるのか、今年度課題の疑問は多岐にわたります。

 








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